2012年9月5日水曜日

カタカナはまずいでしょ!(英会話には)

昨日、英語に詳しい方とお話をさせてもらっていたのですが、
今、中学校では発音記号を使わず、カタカナで発音を表記している(!?)とのことなのです。
そうとは知らなかったので、これはなかなかの脳への衝撃でした。
(円周率が”3”になったときと同じような感じかな・・・・)

発音記号で英語の発音ができるようになるとももちろん思えないので、カタカナを駆使しての教育方法にも合理性は当然あるはずです。全体最適にかなう理由は織り込まれていると思います。

中学生全員が、日本人っぽい英語ながらもどうにか基礎を身につける! とか、落ちこぼれをつくらないという点では、学習がスムーズかも知れません。カタカナで読みがあれば、「読めないから勉強やーめた」 というDrop offは防げそうです。

そう考えると、カタカナは絶対にNG! というものではないのかもしれません。


私が、驚いたのは、つまり、『えっ?カタカナで表記しちゃうのはまずいでしょ!』 と反応してしまったのは、カタカナが(多くの日本人の)英会話の障壁になっていると考えているからです。(意味のよく分からないカタカナ語が氾濫しているのも問題あると思っていますが・・・)

大人が英語を習う場合、多かれ少なかれ会話ができることを目指すと思うのですが、通じる英語を話すには、カタカナ(五十音)の発音なり、あやふやな発音をしては絶対にダメだという強固な認識が必要です。スペルが想像できていない単語は通じないことが必至です。

英語が通じなかった経験は誰でもあるだろうし、日本人の発音が悪いことも分かるけど、それにしても分かりそうなもんだけどなぁ~ と思ってしまうことさえあります。
ちなみに私の今までの経験で一番通じなかった単語は”フルーツ(Fruits)”。カナダ旅行中、小さなレストランで女の子に何かフルーツの入った冷たいものが食べたいと注文していたときのことです。何度言っても分からないから、appleやbananaや みたいな・・・と例を伝えると、『あっ、それはFruits(フルーツ)ね!』ってクイズの答えでも思いついたようにうれしそうに答えてくれたのを思い出します。
 
私は大学生のころまで思っていたのですが、五十音というのはこの世すべての音を表記できると思ってしまっていました。すべての音はその組み合わせでどうにが表現できると。カタカナ表記をすることで、そのマインドセットが形成される弊害があると思います。 中学生の英語導入には『あり』のカタカナかもしれませんが、会話を習う大人たちには『なし』がいいでしょう。
外国人は五十音を知りません。日本人の発音を必死で聞いて、イメージするのはアルファベットですから、アルファベットの発音をしなきゃ通じないでしょう。

ということで、どうぞHimawariEnglishへ英語を学びにお越しください。
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