この1週間の印象的な出来事を2つ。
1.フリージャーナリスト後藤さんのテロ集団によるあまりに卑劣な殺害、、、
2.フランス経済学者で、『21世紀の資本』の著者 ピケティー氏来日で、メディアは”格差論”で大賑わい
誰にとっても後藤さん殺害はあまりに衝撃的。(映像を見た人はことさら。私は見ていないが。) そして皮肉なことに、彼のメッセージに反して、日本もテロ対象国に登録されてしまいました・・・。
この忌々しい事件と経済学の知見から、私たちは何かアイデアを引き出し、世の中を良くするAction、これ以上悪くしない対策へと繋げねばなりません。
テロと格差、ここから見えてくるのはそう、『教育の問題』。
(私の場合、"教育" を語るには素人なので、そこは ”教育環境” 程度にお読み替えを。)
テロ行為は悪い。極悪。弁護する余地はないですが、こんな想像をしてみてください。
物心ついた時からバットやサッカーボールの代わりに武器を持たされる子どもがいること。敵を倒すこと(殺すこと)が我々のなすべきこと という価値観のコミュニティーもあるということを。
現在テロ行為に及んでいる人たちも、そのような環境で育った可能性は極めて高いです。そして現在もそのような恵まれない環境で育てられている子どももたくさんいるのでしょう・・・。
”格差”とはなにも経済的な話に限りません。価値観の格差、生活環境の格差もあるのです。その格差が人生の質に影響を及ぼさないはずがない。
あのようなテロリストを育む環境というのはさすがに日本にはない(と信じたい)です。
しかし、スポーツは怪我をする・外で遊ぶのは危険 と、遊びから遠ざけられる子ども、 周りの友達よりもいい成績をとることがあなたのすべきこと という価値観なら見受けられる・・・。
テロと日本の教育環境を比べるのはナンセンスかもしれませんが、伝えたいことは、『こどもはあそぶことが仕事!』 ということです。
遊びを通して子どもは他者の考えを知り、いろいろな問題を乗り越える力を身につける。大人はこどもをそう育てる義務がある。
こどもらしい遊び【PLAY】・こどもらしい笑顔【SMILE】が足りない社会は危険なのです。
1年前にブログに書いたことがありますが、(そのブログ→Right to Play こどもには遊ぶ権利がある) 元有名スポーツ選手が集まり運営するRIGHTTOPLAYという、恵まれない子どもの支援を行っている非営利団体があります。(日本にはまだないですっ!Hさん!)
紛争が身近なものに迫りつつある今、この団体の目的や価値、考え方は日本でも広まってほしいです。
英語のサイトですが見てみてください。 シンプルな英語は比較的読みやすいと思いますし、分かりやすいグラフィックが、とても理解を助けます。
たった6単語。しかしこのメッセージは強力!
左のスマイリーフェイス! このアイデア好きだなぁ~♪