2011年9月9日金曜日

『経営は総合芸術』ユニクロ柳井社長の発言に “いいねっ”

エイコーンスタジオは、家族3人(父・弟・私)で行うスモールビジネス。
会社という形態をとっているが、理念や方針、役割分担がしっかり出来ているとはとてもいえない組織だった。(である!?)

最近、このスタジオ改修を計画しており、事業コンセプトや役割分担、運営の方法の見直しも含めて私がしているのだが、『会社ってなんなの?』 『私って経営者なの?』 という疑問が湧いてくる。ということで 『会社』 や 『経営者』たるものの定義について突き詰めて考えてしまった。

自分のことばでそれらをまとめるとこうだ。
 
『会社とは、理念の達成を目指して、方針を守り、役割分担して取組む組織のことであり、その取組み内容を決定して管理するのが経営者』


 上手くいってない組織は、まぁおよそ、理念も方針も役割分担も全てがあいまいなもの。
そこで最近いよいよ、私は経営者ではないが経営者として理念と方針を定め、(その場合、社長のポジションがなくなるなぁ~)、弟1人 だが、大げさに組織図も描いて”経営たるもの”に取組み始めた。ちょっとした社内クーデターだ。(笑)

私には経営にまつわる好きな言葉が2つある。

『仕事なんて人を上手に使えたらいいねん。』
『経営は実践心理学』

 上はゼネコンで現場監督をしていた時代、なんでも自分でやってしまおうとする不器用な私にそのときの所長がよく掛けてくれた言葉だ。
下は知る人ぞ知る著名な会社経営者の言葉だ。

どちらも人の力を上手に借りて目的を果たそうという意味だ。

今、目下の私の課題は、エイコーンスタジオのコミュニティーとしての理念をいかに弟や社長に伝達し、そのニュアンスを共有するかである。 全員の力を最大化することが私の今のテーマなのである。 しかし言葉ではなかなかその本質やテクスチャーを伝えることって難しい。特に家族だし・・・・


そんなことをひしひしと感じてる今日このごろなのであるが、
本日の日経MJの記事に出てきたユニクロ柳井社長の言葉はあまりにもよかった。

『経営は総合芸術です』
『ブランドは企業全体そのものです。ですから人も物も金も、極論すると店舗のトイレから従業員の表情まで全部ブランドなんです。そうしたイメージや商品そのものを評価してもらうことで買ってもらえます。そうした全体像がはっきりしない限り売れません。』

つまるところは経営は美学なんだと思う。
あらゆる手段でその美学を表現するのが経営なんだと思ったよ。