2013年2月28日木曜日

マーケティング中学 「チラシの作り方」

エイコーンスタジオも5/17で7周年。
おおよそその間(私自身は6ヶ月ほど短い)、ここのPRや運営、レッスンの広告宣伝といったマーケティング的なことを試行錯誤でやっているのですが、我流とはいえ、まあ小学校に通うより長い間続けているわけです。 「こうすればいい!」 をすぐに明確にすることは難しいにしても、「こうしたほうがいいかもしれない」という感覚は育ってきている。(と信じたい)

そんなベースが整いつつある今、新年度はより体系的で、パワフルにここの”場”をデザインし、 ここのレッスンもより賑わうようにお手伝いしたいなと考えています。

『新年度からは、マーケティング中学に進みます!』

先日、ご利用いただいている先生とお話をする機会があり、いろいろとしゃべっていました。
ここの多くの先生と同様に、カルチャーセンターやスポーツクラブでレッスンをされていた経験がおあり。 でもあっちでは、いろいろ制約があり自由度も低くて、思っているレッスンが出来ない・・・・。もっとたくさんの方に、もっとしっかり習ってもらえうようにしたいので、ご自身でエイコーンスタジオを借りてレッスンをしてくださってる訳です。

独立して自分でやると、仕事の一連の作業を全部自分でこなす必要があり、そしてもっとも行き詰まるポイントは生徒の募集。集客です。 認知してもらうために、いいチラシを作って配る必要はあります。しかし、これに依存しすぎると、お金・時間がいくらでもかかり、特に目に見えるお金がどんどん出て行き、それに見合った効果が出ないので、テンションが凹む・・・・。

これはよくない展開です。 「だからやってはいけない」 ではもちろんありません。上手にやらなければやる気がなくなり、本来の目的を達成できずに終わってしまう・・・・という恐れがあります。

『チラシに必要な3つのこと』 

この先生の要望もより多くの生徒さんに来てもらいたいということ。チラシもしっかり作られていますが、もっといいものにできないかといろいろ話をしていました。私が考えるいいチラシの条件みたいなこともおしゃべりさせてもらい、帰り際には「楽しかったです(^^)」 となんだか”お役に立てた”ようだったので、マーケティングな活動、発信をより活発にすることに弾みがでてきました。

ということで、しゃべった内容をまとめ、ブログで発信することに。

  • 誰にメッセージを伝えるか? (対象者のテーマは1つ
  • チラシの内容がすぐ分かるか? 2秒で分かる)
  • 対象者の疑問に答えているか? 3つのWHYに答え

● メッセージのテーマは1つ
マーケティングでよく言うターゲット設定。(この言い方では生徒の方が”獲物”みたい。こんなのNGワードです) 言い換えれば 「誰の望み、どんな望み に応えるのか?」 
男性でも女性でもいい とか 大人でも子供でもいいと対象を広げてしまいがちなのですが、それではテーマがぼやけてしまいます。 テーマを1つに絞り込んだチラシにすることが大事です。

● 2秒で分かる構成/デザインか? 
文字・イメージが大きいことも ”あり” と思います。文字が多すぎたり、メリハリがない構成ではメッセージが分かりづらいです。 重要な文字は太く大きくその他は小さく、テーマに沿ったイメージは印象をアップします。 あと不思議なものでフォントは相当に重要です。テーマに沿ったフォントでなければ、頭にしっかり入ってきません。パソコンは苦手だから、手書きするというリアルな”手書きフォント”も メッセージを伝えるには”大あり”でしょう。 とにかくパッと2秒で概略がスキャンできるようなチラシに。

3つのWHY (Why me? Why you? Why now?)へ答えがまとまっているか?
『なんで私が、なんであなたのレッスンを、なんで今、受けなければならないの?』

チラシのスペースでこの疑問にしっかり答えることは難しいとは思います。 レッスンは文化・教養・教育的なものだから期限付きで”あおった感じ”で表現するのもおかしいと思います。ですが、この質問に対して考えをまとめておくことは仕事の方向性を決めるのにたいへん役立つと考えてます。

3つのWHYへ回答例として
『春からいいスタートを切れば、もっと素敵な”あなた”になれるのです。その準備を始めるのは”今”しかありません。マーケティング小学校を出た”私”が言うのですから』

(ちらしの例) 東急ハンズが言うんだから
これからの私へのいいヒントがありそうだ!