2012年8月21日火曜日

歴史を振り返る【松下幸之助歴史館】

先週の水曜日、松下幸之助歴史館に行ってきました。
現在のパナソニック(旧松下電器)の創業者 松下幸之助の歩み・生きざま・ 経営理念などを網羅した記念館です。

『事業は人なり』 という言葉を残していますが、その言葉のとおり経営を行い、たった1代で今のパナソニックを築き上げた大経営者。
電気技師でありながらも、アイデアマン、営業マン、経営者、教育者、さらには政治家・哲学者にも匹敵するような多くの人間洞察を残しています。

「1度見て、はい終わり」というわけには行かない、いくらでも学ぶことのできる歴史館です。何度訪れたとしてもインスピレートされることは間違いないでしょう。心に迷いができたり(しょっちゅうですが・・・)、心に『喝!』を入れたい時にはまた訪れたいものです。


ところで、
日本の近代の歴史・文化を振り返ることへの関心が、ここ1年ほどのマイブーム(死語)で、
松下記念館のような場所を訪ねたり、本を読んだりすることが増えていたのですが、今回勉強したことで、日本の近代の歴史から、現在への系譜が次第につながって来たように感じることができています。

そしてこの訪問のなかで、心が一番揺さぶられたのは次の言葉でした。

『(人の成長にとって)自己観照が一番大事やな。』

自己観照・・・あまり馴染みのない言葉ですが、
自分自身を客観的に見て反省できるかどうか、これが一番大事だと、アーカイブ映像のなかで言われていました。

続けて
『自己観照ができれば大体過ちはないと思う。これがなかったら組織にとっては百害あって一利なしや!』とおっしゃってました。

しっかり反省をしていれば大丈夫だ と楽観的に考えながらも、フィードバックなしではとんでもないことになってしまうぞ、との警告でもあり、この日の記憶とともにしっかり心に刻み込んでおきたいと思います。


たまたま仕事が休みだったから行ったのですが、この日はちょうど終戦記念日。
この日に振り返る歴史はなんともなんとも意味深いものとなりました。

あなたの街のでんきやさん♪
あったかい感じがしますね!